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ストラーデビアンケ 2022【リザルト】

 

3月5日に開催された【ストラーデビアンケ】は波乱のレースだった。予想とかなりずれた部分はしっかり反省しなければ。苦笑 この結果はティレーノ〜アドリアティコやミラノ〜サンレモの予想に反映したい。なお、このブログ内容は自分の予想と結果のつき合わせ中心です。

 

◆2022年のレースの模様はこちら(シクロワイヤードの記事)。

 

 

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優勝したのはポガチャル。もう、この男を誰も止められない。

 

 

◎レース結果:トップ10

荒れた展開で多くの本命たちがつまずいたレースで、ポガチャルバルベルデがしっかり結果を残すのはさすが。そもそもポガチャルの仕掛けが荒れた原因のひとつだが…。4位に入ったヴァルタは本格化の予感、ジロで総合エースを担う予定らしいが、どこまでいけるだろうか。昨年数日間リーダージャージを着た姿は印象的だった。5位のビルバオもクラシック適正もありそう、今後のレース選びにも注目か。小柄なクライマーのイギータの10位は少し驚いた。コロンビア王者は今年好調そう。9位のペティッリは知らなかった選手。覚えておこう。

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◎予想結果:優勝候補

【予想文面】→ 本命はアラフィリップ、対抗がピドコック。他にモスコンフルサン、クラシック巧者のファンアーヴェルマートヴァルグレンも優勝争いができるだろう。昨年上位に絡んだポガチャルも侮れない。今季好調のベノート、初参戦のマシューズも上位は十分狙えそう。個人的にはバルベルデを応援したい。けして彼向きのレースではないが、春先から好調を維持していて過去には表彰台にも上がっているし、ラストシーズンでチャンスはあるはず。他の上位候補は下記表を参照。

【結果】→ 優勝はポガチャル、2位がバルベルデ。3位がスグリーンピドコックは直前に欠場になったのはしょうがない。痛かったのはレース中盤で起きた大量の落車。上位候補にあげていたベノートマシューズはこれでリタイア。本命にしていたアラフィリップも一回転するほどの衝撃的なシーンだった。とはいえアラフィリップは傷を負いながらも完走した。彼らの怪我が大きなものではないことを願う。リストアップしていた選手ではモホリッチフェルメルシュも落車リタイア。落車は予想できないとはいえ、トップ10のうち2名しか当てられないという悲劇に。トップ10はページ下部に記載する。それにしても残りおよそ50kmから独走で勝ってしまったポガチャルは強かった。

※表は左から個人的予想(星の数)、名前、チーム、UCI世界ランク、年齢、脚質。選手の年齢、所属チーム、UCI世界ランクは2022年1月時点。

 

 

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波乱の元凶、未舗装路で大量に落車する集団。一回転するアラフィリップの衝撃的なシーン。

 

 

◎その他の注目選手の結果と雑感

【予想文面】→ この中で個人的に注目するのは、ボーラのイギータ(今季2勝・コロンビア王者)とケムナ(アンダルシアで1年ぶり勝利)、ロットのファンヒル(サウジツアー総合優勝)、トレックのバロンチーニ(昨年のU23世界王者)。4人とも若く勢いがある選手。イネオスのベン・トゥレットシクロクロス経験者でピドコックと組んで仕掛けると面白い存在。あとレースはタコさん向きではないと思うが、逃げを期待してる。EFの中根選手も頑張ってほしい。

【結果】→ 多くの選手が欠場、あるいはメンバー変更がされた。注目で名前をあげていたケムナバロンチーニベン・トゥレット中根は欠場。悲しい。イギータは好調さを感じさせ10位、タコさんは途中まで逃げて見せ場は作ってくれた。ありがとう。シモンズは昨年も終盤まで戦闘グループにいて健闘していたので、パンチャー系のレースは(ムラはあるけど)今後も要注目だ。

 

 

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2位に入ったバルベルデ。名物の旧市街地のゴール前激坂。バルベルデ強し。

 

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美しい白い道は、滑りやすく危険な砂利道。砂煙を上げて走るプロトン

 

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ポガチャルは残り50kmを独走した。恐るべきパワーと勝負勘。

 

 

 

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