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【基礎編】チーム紹介 2023

 

2023年のチーム基礎情報を簡単に紹介します。トップカテゴリーのワールドチームは全18チーム、その下のカテゴリーのプロチームも全18チーム。2022年から入れ替わったり、スポンサー変更に伴い名称が変わったチームもいくつかあるので、覚え程度のメモとしてご活用ください。またチームの強さの比較として2022年のランクや勝利数も記載しましたので、ご参考までに。

 

 

 

 

◎ワールドチーム 2023

表はチーム名のアルファベット順(UCIでの紹介順に準じてます)。左からチーム名称(チーム名のカラーはジャージのカラーをイメージ)/略記号/国籍/バイクメーカー/2022年の成績:UCIランク/勝利数/獲得ポイントで、成績の背景色に色をつけているのは上位5位まで

2020〜2022年にかけての成績によって、ワールドチームとプロチームの入れ替えが行われ、プロチームからアルペシン・ドゥクーニンクアルケア・サムシックが昇格、ロット・スーダルイスラエル・プレミアテックがプロチームへ降格となった。今後の入れ替えについては未定だが、おそらく2023〜2025年の3年間の成績によって昇降格があるとみられ、基準になるレースでのUCIポイントが改訂・発表された。

 

2023年は以下、チーム名を変更しています。

・アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ → アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ

クイックステップ・アルファヴィニル → スーダル・クイックステップ

・チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ → チーム ジェイコ・アルウラ

 

 

◎プロチーム 2023

表はチーム名のアルファベット順(UCIでの紹介順に準じてます)。左からチーム名称(チーム名のカラーはジャージのカラーをイメージ)/略記号/国籍/バイクメーカー/2022年の成績:UCIランク/勝利数/獲得ポイントで、成績の背景色に色をつけているのは上位5位まで

昨年の成績でプロチーム中首位だったロット・デスティニーと2位のトタルエナジーが自動招待枠でワールドツアーとグランツールに出場できる。また3位だったイスラエル・プレミアテックはコロナ渦の影響を配慮した救済措置でワールドツアーに出場できる(グランツールへの出場枠はない)。UCIのポイント改訂があり、大きなレースほど獲得できるポイントが高くなったため、この救済措置のメリットは大きい。

 

2023年は以下、チーム名を変更しています。

・ロット・スーダル → ロット・デスティニー

・ビンゴール・パウウェレスソースWB → ビンゴール・WB

・バルディアーニ・CSF・ファイザネ → グリーンプロジェクト・バルディアーニ・CSF・ファイザネ

スポルト・ウラーンデレン・バロワーズ → チーム・フランダース・バロワーズ

 

以下はプロチームに昇格しています。

ボルトンエクイティーズ・ブラックスポーク

・Q36.5・プロサイクリングチーム

・チーム コラテック

・チューダー・プロサイクリングチーム

 

新しくプロチームに参加するのは4チームもある。その中で特に注目したいのはスイス籍の2チーム。チューダーQ36.5である。どちらもかつてのスーパースターがチーム関係者におり(チューダーにはカンチェラーラ、Q36.5にはニバリ)、スタッフも選手も実績のある人たちを集めた本気感の漂うチーム。まだ詳細については不明な部分も多いが、覚えておいて損はない。*この2チームについては別の記事を書く予定です。>comming soon

また残念ながらB&Bホテルズ・KTMは解散することになった。来季の参戦の資料提出期限を延長してまでスポンサー探しに奔走したが叶わず、結果的に所属する選手の多くが来季のチームが決まらないという厳しい事態を引き起こした。12月26日時点で5人が引退、11人もどことも契約できていないフリーの状態である。ドローンホッパー・アンドローニ・ジョカトーリGW・シマノ・シデルメックとしてコンチネンタルチームで再出発する。ガスプロム・ルスヴェロはロシア籍のチームへの制裁措置は解除されず、実質解散状態のままで、こちらも引退2名、所属先が決まらないのがロシア人を中心に11名もいる。

 

◆チームの特徴や2022年の成績については別の記事を参照ください。

 

★選手の移籍情報、新体制についてはこちら参照

 

★2023年の各チームの概要はこちら参照

jamride.hateblo.jp