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ジロ・デ・イタリア 2025|出場選手まとめ

 

第107回目の【ジロ・デ・イタリア】の出場選手一覧を作成しました。昨年のジロ展望のような記事を希望される方もいたので、ジロ観戦用に自分用にまとめていたものをベースに見栄えを少し整えました。チームの特徴や個別の選手の理解への手助けになれば幸いです。*アップ後再確認したところゼッケン順が変更されていたので、7チームほど入れ替えています(5/8 13:00)。ついでにプロチームの区分もチーム名の横に追記。

*表内の選手の年齢は2024年12月末/UCIランクは2025年4月末時点。

 

 

 

 

◎チーム&選手一覧

チーム紹介はゼッケン順に全選手をリスト化。チーム名はジャージのカラーリングをイメージしています。名前国籍脚質年齢(ヤングライダーは青)UCIランク(100位以内はピンクに)勝利数(2025年分)ジロ出場回数注目度を記載。注目度は、総合系(ピンク)パンチャー系(グリーン)スプリンター系(ブルー)で色を分け★印の数で強さを表してます。なお脚質や注目度は基本的に主観です。UCIランクはこの一年でレースで稼いだポイント集計の順位。多くの好成績を上げている目安です。*全23チーム/184名を1ページにまとめたので、スクロールが長いですがご容赦ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎注目チームと選手(上記表の★印)

《マリアローザ・総合優勝》を狙う注目チームは2つ。まず一昨年マリアローザのログリッチを要するレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ。過去にジロ総合1位のヒンドレー、総合2位のダニエル・マルティネスとアシストたちもエースクラスの実力者を伴い、盟友トラトニクなど実績と経験値の高い百戦錬磨のベテランメンバーを揃えてチーム全体でログリッチをサポートする体制は万全といえる。ログリッチは数年前の全盛期と比べると爆発力は影を潜め老獪というべき頭脳的で効率の良い攻め方をすると思っていたら、今年のカタルーニャ最終ステージで仕掛けた独走を見るとチャレンジングスピリットと闘争心は健在。ベテラン陣に混じって一人だけ若いペリッツァーリの働きも注目したい。

2チーム目はUAEチームエミレーツ。今年5勝(ジロ出場者で最多)して怪物級へと覚醒感の漂うフアン・アユソがエースでありながら、アダム・イェーツマクナルティと総合上位を狙える強力なサブエースがいる。アシスト役としてポガチャルを支えてきたマイカ、トップクラスの登坂力を持つヴァインは最強の飛び道具。更にデルトロバロンチーニという超有力な若手たちもチャンスがあればステージ優勝も射程圏か。メンバー的には全チームで最強といっていいが、懸念点としては堅実で安定感のあるアシスト役が少ないこと。派手な活躍と同時に不注意なミスも起こしそうで、アダムとマイカにはチーム全体のマネジメント力も問われる。

他に総合上位候補のチームは(順不同で)、バーレーンティベーリビルバオイネオスベルナルアレンスマンクイックステップランダヴィスマサイモン・イェーツイスラエルジーは、間違いなく総合上位を狙う実力者たち。リドルチッコーネは今年キャリアハイ級に好調で母国イタリアからの期待値も高そうだが、ここ数年は「グランツールは総合でなくステージ狙い」と主張していた。TTも得意でなく山岳アシストも他チームより手薄なので、総合はやや厳しいと見ている。Q36.5に移籍して絶好調のピドコックは総合上位を狙ってくると思うが、ステージハントに注力した方が大きな活躍をすると感じている。個人的にはチューダーストーラーはイチ押し。今年は間違いなく一皮剥けたが、順位は3週間をしのげるタフさとアシストがどれだけ働けるか次第か。ひと月後に引退を控えたピクニックバルデも総合上位よりはステージ優勝や山岳賞狙いだろうか。チームとしては若手の成長株プールに期待したい。バルデの最後のグランツールが良いものになることを祈ります。

他に、EFカラパスグルパマゴデュモビスタールビオは、トップ10に入っても不思議はない実力者だがTTも得意ではないことも含めて、直近のパフォーマンスを見ると上位に入るのは容易ではない。逃げによるステージ優勝狙いになるだろうか。その他は表内の★印参照。参考までに今回の出場選手で過去のジロ総合優勝経験者は5人もいる。ログリッチヒンドレーカラパスベルナルキンタナ

 

《スプリンター》は、コーイグローブスがやや抜けていて、フレティンサム・ベネットがそれに続く印象。この4人を中心にテイッセンモスケッティロナルディカンターゼイラールトは集団スプリントでの優勝候補。彼らに決定的な力の差はなく、リードアウトを含めた展開に対応するチーム力と運が左右しそう。登り絡みのステージでは、ピーダスンファンアールトマニエストロングゴヴェカルアウラルが上位候補で、ポイント賞にも絡むだろうか。

 

《その他の注目選手》では、丘陵ステージを中心にファンアールトスカローニヴェンドラーメは特に期待値が高め。フリーゴタコ・ファンデルホールンシュタインハウザーは、逃げからのステージ優勝を狙う実力者。標高の高い山岳はベルナルルビオセペダキンタナなどの南米勢にも注目。

他に名前を挙げるとキリがないので、表の緑★印を参照。

 

 

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少し話は逸れるがワールドチームの残留争いが熱を帯びてきた。昇降格圏を争う当事者チームはピクニックアスタナアルケアで、総合成績・ステージ成績ともにジロは大きなポイントが動くので、彼らの獲得ポイントにも注視したい(ウノエックスも絡んでくるがジロには出場しない)。メンバーの実績と調子からの印象では、アスタナは強力で、ピクニックは物足りなく、アルケアはポイントを稼ぐイメージがわかないほど苦戦しそうである。

◎参考過去記事(やや古い情報。ジロ後に更新予定)

jamride.hateblo.jp