ロードレースみるひと

ロードレース観戦ガイドのブログ

当ブログについて。

 

ようこそ、ロードレースファンのあなた!

当ブログは、ロードレースファンの道しるべになることを目標に、

素人観戦者がその楽しみ方を紹介しています。

 

世界ではとても人気がある魅力溢れる競技なのに、

残念ながら日本ではまだまだマイナースポーツです。

ゆえに、メディアで取り上げられることもほとんどない。

どうやって観戦したらいいのかわからない。

初心者向けにわかりやすい情報源が少ない。

 

いつ、どこで、どんなレースがあるのか。

どんな選手たちが走っているのか。

どうしたらもっと楽しめるのか。

 

そんな初心者向けの疑問を少しでも解決できるような、

或いは中級者以上の方にもよりレースを楽しめるような、

そんな、ロードレースファンに役立つ情報発信を心掛けています。

 

初心者の方向けでは、例えばこんな動画があります。

動画を見て心を動かされるシーンはありましたか?

もっと見たい、知りたい、と思ったら他の記事も読んでみてください。

誰だって、はじめは知らないことばかり。

これから一緒にロードレースを楽しみませんか?

 

 

◆情報は以下のカテゴリーでまとめています。

◎ ロードレースの基礎知識

《初心者向け情報》ルールや仕組み、レースの種類や見方、用語解説など

 

◎ プロチームの紹介

2023年シーズンの主要チームに関する記事(ワールドチーム&一部のプロチーム)

 

◎ プロ選手を知ろう

選手の情報や紹介記事 *随時更新中

 

◎ ワールドツアーのレース情報

2022年シーズンの主要レースの情報 *2023年分は随時更新予定

 

◎チームと選手の成績チェック

《中級者向け情報》2022年シーズンの様々な切り口の成績まとめ

 

 

 

◆2022年シーズンのレース情報など、その他のカテゴリーはこちらの記事を参照。

 

見切り発車で書き始め、一年経ちましたがいまだに試行錯誤中です。笑

途中いろんな箇所を手直しするかもしれません。読者の方ともコミュニケーションをとりながら(不慣れなので手探り状態ですが)こんなことが知りたい、こんな情報を仕入れた、そんな情報交換もしながら当ブログを充実させていきたいです。

 

それでは、ひとりでも多くのロードレースファンが増えることを願って。

一緒にもっと楽しもうぜ!

 

 2022年1月(2023年1月追記)  jam ride

 

 

 

注)ブログの表現について、初心者にわかりやすくなるように心がけたため、詳細な説明や専門的な解説はなるべく省き、文章量も少なめで端的に書いています。よって、補足のない不正確な情報や、誤解を受けるような断定的な表現もあえてしている箇所もあることをご了承ください。

 

Copyright © jam ride, 2022.1.11 All Rights Reserved.

 

ヘント〜ウェヴェルヘム 2023|出場選手まとめ

 

326日にベルギーで開催される85回目の【ヘント〜ウェヴェルヘム】。石畳クラシック4連戦のふたつ目で、モニュメントに匹敵する格式のあるレース。2日前のE3よりもスプリンター向け。大きなレースの連戦で、ブログものまとめも一苦労でいつも以上にざっくりですがご容赦を。コメント薄めです(いつも内容はうすい)。

*優勝候補は10人(本命は3人)、その他有力選手は30人までを目安にしています。*情報は2月23日現在。出場選手は変更の可能性あり。表内の選手のUCI世界ランクと年齢は2022年12月末時点。

 

 

 

 

◎レース概要

走行距離は260.9km、獲得標高は1375mと平坦基調のコースだが、海からの強烈な北風が吹き付けるデ・ムーレンはあっと言う間に分断される緊張感があり、チームとしての力が試される。また、中盤から終盤にかけての周回コースで複数回登る激坂ケンメルベルグ(最大斜度20%越え)があり、スプリンターはどれだけこなせられるか。アタッカーとスプリンターの駆け引きも見所。

 

 

◎優勝候補

今回の優勝候補は「集団スプリント」決着になるという前提で選んだ。つまり、スプリントで勝負できるライダーばかり。各チームともエースクラスのスプリンターを揃えてきたからだ。だが、おそらくこの上位10名全員によるスプリントにはならないと思っている。それはケンメルベルグでスプリンターは半分くらい脱落すると思うから。その中で残る確率が高そう(登りもこなせる)で、かつ250km走った後にスプリント勝負が強そうなのが上の10人である。昨年の覇者ギルマイはもちろん期待しているが、フィリプセンコーイメルリールにはスプリント勝負ではおそらく敵わない。ユンボのエースは悩むところ。ファンアールトをライバルチームが最大限に警戒するところをコーイが前に行くのでは、と考えた(つまりファンアールトとラポルトはアシスト的な役割になる・贅沢)。スプリントの切れ味でいえばコーイが上。昨年は同じチームで一緒に走ったフィリプセンメルリールの初対決も楽しみである。ドゥリーにはトップ10を期待している。おそらくこのレースで初めてユアンからエースナンバーを受けて走る。

下の10人は最終局面に残れなさそうなスプリンター(サム・ベネット等)と、ケンメルベルグなどでアタックして逃げ切りを狙いそうなアタッカー(モホリッチ等)を選んでいる。TTでライバル関係のキュングガンナが一緒にアタックしてクラシックレースでの直接対決なんて展開もかなり痺れる。いろいろ妄想に溢れるメンバーが揃っている。

 

 

◎その他の注目選手

上記優勝候補にあげた選手のうち半分くらいは脱落すると思っているので、この表で★印をつけた選手は上位に絡む可能性は高いかも。中でもクラーウアナスンウェレンスあたりは本気でアタックしたらかなり強力。ただしどちらもフィリプセンやトレンティン(モラノ他も)などのチームメイトがエースと思われるので勝負はかけない可能性は高そうか。逆にメーウスはクラシックではエース格で走る可能性もあると期待している。カヴェンディシュガビリアアッカーマンサガンニッツォーロなどビッグネームのスプリンターたちもうまくこなせれば面白いのだが、なかなか厳しそうに感じている。他の有力選手は下記表を参照。

 

 

◎過去の結果(2022年、2021年、2020年)

参考までに過去3年分の上位10位を入れておく。所属チームは今季との比較も*2020年は新型コロナの影響で秋に開催された。ファンアールトピーダスンキュングが2回トップ10に入っている。上位に入っているのはパンチャー系の(登りもこなせる)スプリンターが多い印象。出場選手中、過去の優勝経験者は、ギルマイ(2022年)、ファンアールト(2021年)、ピーダスン(2020年)、クリストフ(2019年)、サガン(2018、2016、2013年)、ファンアーヴェルマート(2017年)、デゲンコルプ(2014年)、ボアッソンハーゲン(2009年)。過去の王者、勢ぞろいである。

なお北クラシックでは抜きん出た強さを誇るクイックステップが(今年もいまひとつとはいえ)唯一勝っていないベルギークラシックレースで、勝利は悲願でもある。