クールネ〜ブリュッセル〜クールネ 2022|出場選手まとめ
2月27日の【クールネ〜ブリュッセル〜クールネ】。ワールドツアーではないけど、第二弾のオンループ・ヘットニュースブラッド(以下OHN)とかなりメンバーがかぶるので、ついでにプレビューしてみる。
ベルギーの石畳がある195.1kmのワンデーレース。OHNと比較し、坂少なめで距離も短いため、よりスプリンターが勝利を狙ってくる傾向が強い。2021年は30人ほどの集団スプリント、2020年と2019年も2位以下は30〜50人での集団でゴールしている。昨日行われたレースの結果も踏まえつつ予想してみる。
※表は左から個人的予想(星の数)、名前、チーム、UCI世界ランク、年齢、脚質。選手の年齢、所属チーム、UCI世界ランクは2022年1月時点。
◎優勝候補
本命はニッツォオーロ、ユアン、ヤコブセンのスプリンター対決と予想。スプリント力で言えばユアン、クラシックの適性ではニッツォーロ、チーム力ではヤコブセンがそれぞれ有利か。対抗がコルブレッリ、ラポルト、クリストフ、メルリールのスプリント力の高い選手たち。セネシャル、ランパールトも無視できない存在だが、前日やや精彩を欠いた印象のクイックステップはどう立て直すか。クラシックの勝ち方を知っているファンアーヴェルマート、デゲンコルプも上位に来そうだ。トレンティン、ヴァルグレン、ストゥイヴェンも優勝争いができるのはOHNと同じ傾向。他の上位候補は下記表を参照。
個人的な優勝予想は、ほとんどがオンループの上位とかぶらないこのレースだけに出場する選手になった。なお出場する過去の優勝経験者は、ストゥイヴェン(2015年)、サガン(2016年)。サガンはシーズンオフ中に罹った新型コロナの影響か、オンループでも精彩を欠き本調子ではない様子のため、優勝候補からは外した。
◎その他の注目選手
この中でスプリント力のある選手はバウハウス、コカール、ガビリア、カピオット。昨日のOHNで、ユンボはチームとしてクラシックに力を入れているのがはっきりわかったので、ファンデルサンデ、ベノートも要注目。
チームとして強力なメンバーを揃えてるのは、クイックステップ、ユンボ、バーレーン、トレック、UAE、アルケア。
この中で個人的に注目するのは、UAEのコーヴィ、ボーラのメーウスの若手二人。
◎過去の結果(2021年、2020年、2019年)
参考までに過去3年分の上位10位を入れておく。所属チームは今季との比較も。2021年にトップ10に入った選手は半数が出場する。
やはりクイックステップは好成績。トップ10に延べ6人を送り込んでいる。3年間トップ10に入っている選手はいない。