ロードレースみるひと

ロードレース観戦ガイドのブログ

ツール・ド・フランス 2023|出場チーム(初心者向け)

 

7月1日から開催されるツール・ド・フランス。世界一有名なレースを4回にわたって紹介してきたが、レース観戦には必需品と言えるスペシャルジャージ情報が漏れていたので、新しいページを作っていたら、「そういえば、超初心者向けの情報にはなってないな」と今更気づき(遅い)簡単なチーム紹介を兼ねてジャージについてまとめました。(計5回になっちゃった)

*追記:ブログ記事アップ後、スペシャルジャージのチームが二つ増えたため、チームジャージの写真含め該当箇所の表記を変更。トホホ…。

 

 

 

◎出場チーム情報

ツール・ド・フランスを今回初めて見るというロードレース初心者の方は多いかもしれない。また、普段ロードレースは見ないけど、ツール・ド・フランスは毎年見るという方もきっと多いはずだ(僕みたいに一年で200を超えるレースを追いかけてるほうが普通ではないと気づく)。ということで、まずはどんなチームが出ているのかという情報を発信すべきだな、と。

ツールに出場するのはトップカテゴリーである18のワールドチーム4つの上位プロチームが招待されて、計22チームが出場します(各チームから選手は8人づつ、計176人)。各チームは詳しく紹介すると膨大になるのでご興味のある方はこちらの過去記事からどうぞ(リンク先には各チームを紹介した記事のリンクも)。

*リンク先の記事は昨年末に書いたもので、今回のツールから2チームが名称を変更しています。

 

各チームを覚えるには選手が着用するチームジャージで識別するのが手っ取り早いので、そちらを紹介します。

 

 

◎チームジャージ

基本的にチーム名はスポンサー名も兼ねているので、ジャージのカラーはスポンサー企業のロゴカラーやイメージカラーを基調にしています。ツールをはじめてみる方は、ジャージのデザインが好きだからこのチームを応援するなんてのもありでしょう。今シーズンの各チームのジャージ(通常のものを使用する11チーム)はこんなかんじ。*なお選手はそのチームの顔的存在(=人気のある選手)ですが、ツールに出場しているとは限りません。

 

ジャージについては、こちらの過去記事もご参考に。


 

スペシャルジャージ

ツール・ド・フランスはレースでもあり、お祭りでもある。沿道の観戦者も中継の視聴者数も半端ないので、宣伝も兼ねて様々なチームがこぞってチームジャージを変更する。今大会は半分にあたる11ものチームが真新しいジャージになる。

*画像は写真の絵柄優先で配置したので紹介する順番とは違います。

まず、スポンサー変更によりチーム名が変わるのがチームDSMフェルミニッヒ(旧チームDSM)とリドル・トレック(旧トレック・セガフレード)。DSMはすでに昨年発表されていた本社の化学品メーカーのDSM社(オランダ)が美容品メーカーのフェルミニッヒ社(スイス)と合併にあたり、6月から社名変更することを受けて、ツールからチーム名を変える。。トレックは長年サポートしてくれたセガフレード社(日本でもコーヒーチェーン店で有名)からリドル社にメインスポンサーが変わる。どちらも多くの視聴者の目に触れるツールは、スポンサーへも大きなアピールになる。

通常のジャージがマイヨジョーヌ(イエロー)に近似色のためジャージを変更するのがユンボ・ヴィスマウーノエックス・プロサイクリング チームユンボは毎年の恒例行事のようなものであり、ウーノエックスはツール初出場。ロードレースファンにはお馴染みのプロチームだが、名前を覚えてもらう大きなチャンスで、赤いジャージは逃げに乗ることが多いはずだ。彼らはデンマークノルウェーの2カ国だけで構成されたチーム。ワールドチーム入りを目指して強化中で、来年にはジロでも活躍したアンドレアス・レックネスン(DSM)とマグナス・コルト(EF)が加入するとも噂されている。

他のチームは、お祭り感を盛り上げるためにツールのみジャージ変更する(イスラエルのみジロでもジャージを変更していた)。モビスターは濃紺から白基調に、バーレーン・ヴィクトリアスは赤からうすいベージュ(パールカラー)に大幅に変更。どちらも真夏のレースのためジャージの涼しさも意識しているはずだ。アスタナ・カザクスタンカザフスタンPRとして、埋蔵されている鉱物や宝石をモチーフとしている。ボーラ・ハンスグローエは明るめのグリーンになり(写真ではわからないが)よく見ると同チームで過去に出場した選手の名前がずらーっとプリントされているという、チームのツール出場10周年を祝ったもの。イスラエル・プレミアテックイスラエル観光のPRを狙っているらしいが、SNSを見ても賛否が渦巻く。というのは昨年までのグルパマFDJと非常に似ているからだ。フランスの国旗を模しているとしか思えず、個人的にはもう少しやり方はあったんじゃないかと思う。

アンテルマルシェコフィディスも変更したため、追加。

 

 

─────

他にも知っているとよりツールを楽しめるレース情報をピックアップしましたので、よろしければ以下の記事もどうぞ。

 

◎見どころ紹介はこちら(これだけは覚えておこう、的な)

 

◎出場選手まとめはこちら(活躍が期待される選手をピックアップ)

 

◎ステージプロフィールはこちら(全21ステージの特徴)

 

◎過去の成績まとめはこちら(直近3年間の成績優秀者)

*選手のUCI世界ランクと年齢は2022年12月末時点。

 

 

──────────

そもそもロードレースとは、から知りたい方はこちらもどうぞ。

jamride.hateblo.jp