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イル・ロンバルディア 2023|リザルト

 

*いくつか、レース予想のリザルト記事をアップします。タイミングも内容も微妙なので、こっそりと(苦笑)。レースの予想記事は来年はやらないので、今年を締めるための個人的なけじめですね。

 

10月7日に開催された【イル・ロンバルディア】。リザルトを表とひと言コメントでざっくり振り返る。

*表内の選手のUCI世界ランクと年齢は2022年12月末時点。

 

 

 

 

◎レース結果:トップ10

ポガチャルが見事な3連覇。UAEによる中盤からのハイペース牽引で、メイン集団からは優勝候補も含む有力選手も次々に脱落していく厳しい展開に。ポガチャルは残り30km手前のパッソ・ディ・ガンダでアタックし、下りで差を広げて最後は独走。追走する精鋭集団は度々お見合い状態になり、ポガチャルの逃げ切りを許した。追走グループにいたアダム・イェーツは先行するポガチャルを間接的にアシストし、最終的に6位に入るなど、優勝したポガチャルだけでなく、終始UAEがチーム全体でレースを支配したといえる。6人の追走グループの小集団スプリントでバジオーリが2位、ログリッチが3位。以下ビッグネームが並ぶTOP10に。序盤で落車したレムコも粘りの走りを見せるも、終盤は先頭グループから遅れてしまうが最後は第3グループによるスプリントを意地で先着して9位に入った。同グループは、10位クロン、11位バルデ、12位ウッズ、13位ルイ・コスタ、14位はファンヒルス(ルイ・コスタとファンヒルスはこの後ジャパンカップに向かう)。

 

 

◎予想結果:優勝候補ほか

TOP10は5人的中(その他注目選手では10人全員で★印をつけていた)で、まあ、こんなもんでしょう。ランダマスは落車や体調不良がなければ上位に入ったと思われる。GPモンレアルで2位だったシヴァコフはやっぱり安定感に欠けるか。

順位では37位に終わったが、現役ラストレースになったピノの凄まじい大応援団と、それに応える笑顔のピノには本当に感動した。僕は、彼らもこのレースの主役だったと思っている。ピノ、お疲れさま、楽しませてくれてありがとう。

もう一人、111位で終えたシェフィールドも讃えておきたい。彼はこれで、見事に史上2番目の若さでモニュエント全レース完走を果たした。今年5つのモニュメント全てを走ったのはシェフィールドただ一人で、彼の類稀なポテンシャルにあっぱれである。しかも、あのジーノと一緒にスイスでの激しい落車を乗り越えて、である。

 

 

 

◎プレビュー記事はこちら。

jamride.hateblo.jp