アークティックレース・オブ・ノルウェー 2023|リザルト
*いくつか、レース予想のリザルト記事をアップします。タイミングも内容も微妙なので、こっそりと(苦笑)。レースの予想記事は来年はやらないので、今年を締めるための個人的なけじめですね。
8月17日から20日まで開催された【アークティックレース・オブ・ノルウェー】。リザルトを表とひと言コメントでざっくり振り返る。
*表内の選手のUCI世界ランクと年齢は2022年12月末時点。
◎レース結果:総合トップ10
総合優勝はスティーブン・ウィリアムズ。イスラエルに移籍後初勝利を掴んだ。stage1以外はほぼパンチャー向けのレース展開になり、クライマータイプのGCライダー(ヨハンネセンやマルタン)向けの展開にはならなかった。リタイアしたレックネスンの代わりにエースとして働いたヴェルマークとディナムのDSMコンビはレース前から注目していたが、印象的な走りを見せてくれて今後が楽しみな若手。全体を通してイスラエルとウーノエクスが主導権を握ってうまくレースを進めた印象で、プロチームでは少しレベルが上の選手層だと感じる。9位ボヌーと10位クリストフェルセンは不勉強で知らなかった選手(まだちゃんと覚えきれていない。全員覚えるほどはレースを見るのはさすがに無理があるか)。
◎ステージ優勝者
◆Stage1:8月17日/丘陵
優勝:ダイネーゼ/2位:ホッブス/3位:シャンプッサン
ゴールは集団スプリントに持ち込まれて、ダイネーゼが勝利。スプリント力はひとり抜きん出ていた。注目していたホッブスも早々に結果を残して好印象。
◆Stage2:8月18日/丘陵
優勝:ガッツォーリ/2位:スカローニ/3位:ラストラ
登り基調の小集団スプリントで、アスタナが1-2フィニッシュ。ガッツォーリは嬉しいプロ初勝利(なおガッツォーリは1年の出場停止処分明けで今季初レースだった)。リーダージャージはボーナスタイムを得たホッブスに移動。
◆Stage3:8月19日/丘陵
優勝:ウィリアムズ/2位:シャンプッサン/3位:スカローニ
登り基調の小集団スプリントでウィリアムズが勝利し、リーダージャージも手に入れた。2日連続で表彰台にあがったスカローニが1秒差で追う。
◆Stage4:8月20日/丘陵
優勝:シャンプッサン/2位:エイキング/3位:ガッツォーリ
登り基調の小集団スプリントでシャンプッサンが勝利。こちらも移籍後初勝利。リーダージャージはウィリアムズがキープし総合優勝。
◎予想結果:総合優勝候補ほか
予想は散々である。トップ10は6人(その他注目選手まで入れても7人)しか当たらなかった。プロクラスには知らない選手もまだ多いので、勉強不足でもある。優勝候補のひとりだったレックネスンがstage1の出走前のリタイアしたのも計算外。
まあ、とはいいながら結果としてはこんなところだろうと思う。正直なところ、こういうカテゴリーのレース(プロクラスのレースでも出場するワールドチームが少なく、若手メンバー中心で結果よりも経験を重視するような)で選手を覚えることが多かったりするので、個人的には予想を楽しむというよりも、新しく覚える機会という位置付けのレースなのです。スタートリストを見ても半分くらいはほとんど知らなかったりするのが実情で、それはそれで未知の選手が活躍してくれる方が楽しかったりする。
◎プレビュー記事はこちら。