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レネウィ・ツアー 2023|リザルト

 

*いくつか、レース予想のリザルト記事をアップします。タイミングも内容も微妙なので、こっそりと(苦笑)。レースの予想記事は来年はやらないので、今年を締めるための個人的なけじめですね。

 

8月23日から27日に開催された【レネウィ・ツアー】。リザルトを表とひと言コメントでざっくり振り返る。

*表内の選手のUCI世界ランクと年齢は2022年12月末時点。

 

 

 

 

◎レース結果:総合トップ10


総合優勝はウェレンス。ステージ優勝はなかったものの、どのステージも安定して上位につけ、個人TTでの好タイムが総合優勝に結びついた。UAEに移籍後2勝目。上位はみな個人TTでも上位に入っている。1〜4位までは地元ベルギー人が占めたのは、さすがの自転車大国ぶり(ポイント賞のドゥリーもベルギー)。チーム別ではTOP10には3人もUAEが入って、多くのUCIポイントを獲得。同時に開催されているブエルタに注力するユンボに対して、こちらでは年間の首位争いでポイント差を広げることに成功。チームの選手層の厚さをいかした采配といえるか。

ドゥリーはポイント賞を取ったとはいえ(ヤングライダーも獲得)、ステージ優勝はなく、スプリンターとしては少し物足りない。フィリプセンコーイウェルスフォード、メルリールの方がいいレースをしていた。しかし、視点を変えるとパンチャーが抜け出してスプリンターが遅れる展開でも最後まで残っていたタフさはなかなかのもの。ドゥリーはピュアスプリンターというよりも最強だった頃のサガンのようなパンチャータイプを目指すのがベストかもしれない。

 

 

◎ステージ優勝者

◆Stage1:8月23日/平坦

優勝:フィリプセン/2位:メルリール/3位:コーイ

ほぼ真っ平らの平坦ステージは、スプリンターチームの主導権争いの中から、フィリプセンが貫禄の勝利。母国ベルギーのレースで今年の11勝目をあげた。ポーナスタイムによりフィリプセンがリーダージャージを着用。

 

◆Stage2:8月24日/個人TT

優勝:ターリング/2位:ウェレンス/3位:ランパールト

13.6kmのフラットコースのタイムトライアルは、19歳のターリングランパールトアスグリーンフォスらのTT巧者を退けてワールドツアー初勝利。ウェレンスが2位と好位置につける。リーダージャージもターリングに移動。

 

◆Stage3:8月25日/丘陵

優勝:トゥーニッセン/2位:ウェレンス/3位:ジングレ

ベルギークラシックに使用される激坂を多く通過するコースで、終盤に抜け出した先頭グループから残り2kmを切って単独アタックしたトゥーニッセンが移籍後初勝利。自らの31歳を祝うバースデーウィンだった。総合リーダーは2位に入ったウェレンスに移動。

 

◆Stage4:8月26日/平坦

優勝:ウェルスフォード/2位:コーイ/3位:フィリプセン

終盤に複数チームが巻き込まれた落車を回避できたチームでの集団スプリントは、3人が横並びでハンドルを投げ出す写真判定に。勝ったウェルスフォードはワールドツアー初勝利で嬉し泣き。リーダージャージはウェレンスがキープ。

 

◆Stage5:8月27日/丘陵

優勝:モホリッチ/2位:トレンティン/3位:クラーウアナスン

選手たちの抗議で一時中断したステージは、ゴール位置が短縮されて再開。終盤のアタック合戦で人数を減らした小集団によるスプリントでモホリッチが勝利。総合優勝はウェレンスがリードを保った。

 

 

◎予想結果:総合優勝候補ほか

総合TOP10では当てたのは6人。注目選手には全て入れていたが、1位ウェレンスと2位フェルミールスの二人とも優勝候補から漏れていたのは落ち度か。いただけないス。要反省っス。今後気をつけまス。

 

 

 

 

◎プレビュー記事はこちら。

jamride.hateblo.jp