ワールドツアーに参加するチームを簡単に紹介。ざっくりとチーム名や強さの目安にしてもらえれば。チームの成績は2021年に獲得したUCIポイントによる順位だが、多くの選手が移籍をしているため強さに変動がある。また例年通り、新星の登場や怪我や不調に陥る選手も出てくる。それを予想することも楽しみのひとつである。
2022年はワールドチームは18。プロチームは17。ここでは成績上位のプロチーム5チームを加えた計23チームを簡単に紹介します。
なお、2022年は以下のチーム名が変更している。
・アスタナ・プレミアテック → アスタナ・カザフスタン
・ドゥクーニンク・スイックステップ → クイックステップ・アルファヴィニル
・EFエデュケーションNIPPO → EFエデュケーション・イージーポスト
・イスラエル・スタートアップネイション → イスラエル・プレミアテック
・チーム バイクエクスチェンジ → チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ
・チーム クベカ・ネクストハッシュ → 解散・消滅
◎2021年の成績順でまとめた一覧表(成績は獲得したUCIポイント数)
◆2021年総括
2021年に成績を大幅に上げたチームはバーレーン、アルペシン、AG2R、イスラエル、モビスター。成績を下げたチームはアスタナ、EF、バイクエクスチェンジ、DSM。アルペシンは下のカテゴリーであるプロチームながら上位の成績を残す驚異的なチーム。今シーズンも活躍しそう。
上位5チームで全体の半分を勝ち、中でもクイックステップの勝利数は圧倒的。特にワンデーレースは多くの選手が勝ち、チームとしての強さが際立った。個別ではイネオスはジロしか勝てず、逆にクイックステップとユンボはジロでは勝てていないのもチーム戦略など興味深い。
◎ステージレースの総合順位に強かったチーム
・イネオス・グレナディアーズ
・ユンボ・ヴィスマ
・モビスター・チーム
◎クラシックレースに強かったチーム
・クイックステップ・アルファヴィニル
・ユンボ・ヴィスマ
・アルペシン・フェニックス
・イネオス・グレナディアーズ
◎スプリントレースに強かったチーム
・クイックステップ・アルファヴィニル
・アルペシン・フェニックス
・ボーラ・ハンスグローエ
◆2022年展望
ボーラ、UAE、ユンボは、エース級の選手を多く獲得しチーム力がさらに向上しそう。グルパマ、EF、イスラエルもいい補強をした。弱体化の心配があるのはロット・スーダルとDSMとバイクエクスチェンジ。イネオス、クイックステップもエース級選手が移籍したが、有力な若い選手が加入したのでそれほど戦力ダウンはしていない。アスタナは半分以上の選手が入れ替わり別チームといえるほど変化し、今シーズンは未知数といえる。
★選手の移籍情報や個別のチームについてはこちらもどうぞ。